人格
人間の性格は千差万別で、同じ環境にあったからと言って同じ道に進む訳では無い。環境が人を作ることも大きくあるだろうけど、それだけなら同じ道に進む。何が分かつ道なんだろ?という時。色んなものを差し引いて残った部分。これがその人の本質的な人格ではないかと思うのです。よく都合の悪いことが起きたり、自分のキャパを超えた出来事に直面すると、それを環境や周りの人のせいにして自尊心を保つ人がいますが、私にはこれがその人の根底の人格なんだなと感じます。もちろん。反省できない人間は成長しないのでさっくり距離取ります。どんなに口で耳触りの良い事言っても本質の部分が自己反省できない人というのは成長しません。繰り返しているなら縁切った方が良いです。飛び火するから。さて。人のことと言うのは目につきやすいです。隣の芝は青く見えるってことです。だから私たちは自分の本質に目を向けて問いかけなければいけない。特に役者は。公演ごとに向き合いたくない自分の演技に向き合います。ここでよく出来てた(ってみんなに言われた)と思う人ほど向いてない。絶対完璧なものってないから。反省だけで終わってもいけない。成長しないから。これをできる役者って少ないと思う。いや、これをできる演出家も少ないと思う。(公演後に愚痴るとかではなく自己反省出来てるか。役者だけのせいにしてないかって話)ってことはこれができる人って言うのが絶対数少ない気がします。と考えると。高尚な人格というのは本当に稀で。そんな人に出会えたら師事するレベルで縁を結んだ方が良いと思うのです。本…