ダメ出しを受け入れられない人

とある劇団の演出家さんとお話した時「昨今の役者はダメだしが受け入れられない人が多い」というお話をしていて、わたし自身にないので頭はてなはてなでした。特にその劇団では古典をやるから余計なのかもしれませんが...WS講師をしている時に、あぁこれか...ってなりました。老若男女問わず、自分は芝居できてると思ってる人はおおいです。子役とかやってるとうまそうに見えてガチガチのコーティング芝居なんてことはよくあることで。逆にヘタすぎるのに芸歴だけはあるからよく分からない自信を持っていて...そして昨今のパワハラとかですね。もうなだめるようにしかダメ出しが出来なくなってるちょっと強くいうと稽古来なくなったり...耳が痛いのは当たり前なんですよ。できないんだから。それをできるようにするために演出家にダメ出し貰うはずなのにそれが嫌ならそもそも役者は無理です。なのに役者はやりたい。下手でもいいから続けたいって、それなら努力しないとじゃないですか?誰のために芝居してるのか。なんのために芝居してるのか。役者は本当に死ぬほど怒られる演出家の機嫌が悪いの察して胃がキリキリする吐きそうになるし、次変わってないって言われたらどうしようって寝れなくなるそれなのに本番が楽しくて苦しかったこと忘れて、また苦しむ稽古に出るループを繰り返してるのが役者です。ほんとただのド変態なんですよ。そこそこの稽古やった気になって、楽しむ人達が増えた弊害なのでしょう。劇場使用料調べてみなよ努力しない役者にこんな金使いたくないでしょお金出しても演じて欲し…

続きを読む

本気

「本気で役者になりたいんです」と言ってた人に少しでも現場で認められる役者になって欲しくて、金額を越えて色々教えたことがありました。 その人は2年もしないで役者を辞めました。虚しくなりました。 本気ってなんですかね? 別にその人が本気でなかったとは思いません。多分本気だったんだと思います。でも私の役者として生きたいという本気とは違った。 私が勝手に自分と同じベクトルだと勘違いしたことが悪いんだと思います。 でも。だからこそ。本気ってなんですかね?と思う。 それから役者、特に役者になりたい駆け出しの役者の本気と言う言葉を信じられなくなりました。 考えてみればENBUゼミの同期、100名くらいいたと思いますが、その中で現役の人は5人いるかいないかかと。もしかしたらSNSで探せないだけでもう少しいるかもですが、まぁでもほとんどいません。 キャラメル俳優教室の1期生では団員になった丈二。あんりちゃん。 8年前の朗読劇ですら2人とか… 辞めてる人の方が圧倒的に多い。3年持つかどうか。そんな世界 5年後も10年後もこの苦しい役者生活を続けられるかどうかは才能でもあると思います。いつか成功してやると信じられる力。昨日より今日、今日より明日、役者として成長しようと貪欲に学べるか。 もちろんだらだら続けてるだけなら、やめた方がいい気骨のある役者なら時間が掛かっても多少見れた芝居はできるでも何年もやっても最低限の表現すらできない人は自分に甘過ぎると思う。 だいたいそういう役者は続け…

続きを読む

コスパとかタイパとか

コスパとかタイパを重視するのは合理的で良いと思います。ただ、ここに囚われて結果本末転倒な人が多いなぁとも思う今日この頃。芝居をやりたいのに学ぶのにお金を掛けたくないこれまじで意味がわからんのですよ料理の腕をあげるから行く料理教室PCの技術をつけるために行くPC教室技術をみにつけるなら対価を払うのが当たり前のはずなのに、芝居やりたい割にここにお金をかける気がないのは何故なのか…?簡単だから?だったら今の段階でオーディション受ければいい本当に価値ある才能があるなら通ります。その後もずっとオファーもらって仕事出来るでしょう。でも。現実そうでない人の方が多いのはみなさまご周知の通りです。なぜ芝居だけはお金かけずに習えると思ってるのだろうか?コスパよくうまくなれるならやってみればいいダイパよくうまくなれるならやってみればいい良心的な値段でクオリティ高く教えくれる役者を知ってます。逆にとても高額なのにあまり身にならない講師の話もよく聞きます。もちろん前者の講師の方が良いでしょう。でも最近思うのです。挑む姿勢について。どんなに安くクオリティ高い指導しても、強い意志で貪欲に学ぼうという姿勢がなければ何も身につかない。それが安いと、おそらく学ぶ側もこの値段だからこの程度でいいやという姿勢になりやすい。覚悟を持って挑まなければコスパ良くてもタイパ良くてもなにも身につきはしないです。役者として成長したいならコスパよりタイパより覚悟を持って挑む方が何倍も大事なことではないでしょうか?

続きを読む