その昔、CARAMELBOXの「サンタクロースが歌ってくれた」のVHS(笑)を観た時、鋭くえぐられる様な胸の痛みを感じて観劇中苦しくなったのを思い出しました。
キャラメルの作品全部にいつも同じ痛みを感じる訳では無いのですが、似たような鈍い…やっぱりえぐられるような感覚がいつもあります。
多分私は役者を続けながらこの感覚を探してます。
きっとこれは「心に響く」とか「感動した」と似たようなものだとは思うのですが、そんな優しい感覚ではないんですよね…。どちらかと言えば鋭く…痛い。
人生で1度だけ。本当に1度だけ、舞台上でこの感覚になったことがあります。
今でもそれが私の根底にあり、また同じ痛み、感覚を舞台で味わいたい。
もしかしたらそんな理由が役者に戻ってきた切っ掛けかもしれないなぁと。
私は割りと舞台を観ると泣くほうです。
でも人前で泣くのが苦手…というか嫌で(笑)舞台上以外では絶対泣きたくない。
それでもまぁやっぱり泣いてしまう。
大抵の舞台は泣いてるけど少し冷静で、頑張れば泣きやめるんです。
でもこのえぐられる様な胸の痛みの時は涙のコントロールなんて全然出来ないです…
感動的な舞台とも、悲劇とも違う…ちゃんとHappyENDな舞台なのに痛みのある舞台。それを表現出来る役者になりたい。
山口の目標です(p`・ω・´q)
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