置いていかれる側、置いていく側

先を知りたいけど、終わるのが嫌…ってなんか矛盾してるんですが、本を読んでいるといつも襲われます。あとこれだけでこの物語が終わってしまう。すごく置いていかれた気分になるんですが分かりますかね…?舞台も本も必ず物語には終わりが来るわけで…それがとても置いていかれたような寂しさを感じます。舞台で演じてる側だと感じないんですけどね。物語の余白部分って言うのかな?はっきりと描かれてないけど、こういう風になったんであろうって想像の部分。あの余白部分が緻密に計算されてる程面白い。きっとこの先も置いていかれたような気持ちにさせられるんだろうな。でも舞台で演じてる限りきっと誰かを置いてった気持ちにさせてるんだろうな。あの気持ちを知ってるから、観ているお客さんに対して真摯に演じなければと思う。だってお客さんは置いていかれる側だから。役者が真摯に舞台に取り組まなければ、物語の先に行けないお客さんに失礼だと思うんですよね。

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