紡ぐ
脚本家は話を紡ぐ。演出家は脚本の意図を役者を通して舞台を紡ぐ。役者は台本に書かれている役の言葉を紡ぐ。こうしてみると役者は与えられた言葉を振りかざしてるように見えるけど、実際は演じる役の人生を演じるのだから、ただ感情を振りかざして言葉を発すれば良い訳じゃない。難しいけど、役者が最初に越えなきゃいけない部分です。子供は周りの大人の言葉を聞いて学習する。最初は真似から。段々と思考出来るようになり、自分で考え言葉を紡ぐようになる。思考や言葉は色んな影響を受けながら形成される。このブログを書く時も、私は色んな影響を受けて書いてます。でも気を付けているのは自分はどう感じで、どう考えたかを出来るだけ書く。たまに感情的な言葉を使うけど、出来るだけ感じたことを素直に書くように気を付けてます。取り繕っても、私の生き方に取り繕って紡いだものは現れないから。だから出来るだけ人の言葉を使わないで自分で考えて書くようにしています。私の紡いだ言葉に心を動かされて下さる方がいたら、それはとても嬉しいです。でも、その先は自分で昇華してください。私と同じ言葉を紡いでも、それはニセモノです。自分で考えて、悩んで、迷って。そして自分の言葉を紡いでみて下さい。そしたらきっと、あなたの紡いだ言葉が誰かの心に響く日が来ますから。