万全を期しても

万全を期しても想定外の事が起きる可能性はいくらでもある。逆襲のFOOD CHAINだって本来なら3月に公演する予定で、稽古をしてきました。でも、コロナが世界的に流行り延期をせざるを得ない状況になった。手を抜いた訳では無い。それでも想定外な事は起きる。どんなに力を入れても、予測して万全を期しても、どうにもならない事がある。今回はそれがよくわかったな、と。この後だって何が起きるか分からないけど。じゃあ何もしなくて良いのかって事にはならない。やれることを全力でやる。それ以外の選択肢はないと思う。役者として本気で芝居に向き合うなら努力し続けなきゃ行けない。この後どうなろうとも、お客さんに喜んで貰うための努力を放棄するやつは役者じゃない。役者であり続けるのは「惰性で続けるなんちゃって役者」じゃなくて「お客さんのために努力し続けられる役者」だと思う。なんちゃって役者にならない為に、今日も頑張ります。

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人はカテゴリー分けで括ってはいけない

わざと誤ったことをしたら、罪を犯したら、その人が非難されるのは理解が出来る。でも例えば営業マンが罪を犯したら、営業をしてる人みんなが避難されるなんて、有り得ないですよね?夫婦のうち、妻が罪を犯したら人妻は「罪人だ」なんて言う人いないと思うんです。最近そういうのが多過ぎるように感じます。悪いのは罪や罪を犯した人であって、その職業、人種が悪い訳では無い。勿論人種差別は以ての外なのに、人種差別に抗議してる側が、差別してませんか?ってお話。これ日本でもかなり強いと思います。最もよく使われるのに「最近の若者は…」ってやつ(笑)多分誰しも若い頃聞いた言葉。あれも一括りに「若者」だから○○とされてますよね。最近だと「老害」なんて言葉もあります。悪いのは歳をとっているだけで偉そうにして、周りに横暴な態度をとる老人が迷惑なだけなのに、老害という言葉で括ってしまうと良識あるお年寄りまで悪く聞こえてしまう。後、最近はあまり聞かなくなったけど「ゆとり」ね。ゆとり教育世代なんて悪いのは確実に大人なのに、まるでゆとり教育世代の若者達が悪いように言われてましたよね。考え方、行き過ぎてませんか?日常の生活の考え方に無意識にカテゴリーをつけて、何となく括った考えをしてしまう思考が人間にはあるのかもしれません。でもカテゴリーで括ってしまうのは差別と何ら変わりないんですよね。私も無意識にカテゴリーで見てしまっている部分があると思うと反省です。人をカテゴリー分けで括ってはいけない。私達が本当に見るべきはその中の「人」

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